「悠一郎ぉ―――!!」
「何―――――!」
「掃除ぃ――――――!!」
「分かったぁああ―――!」

 何で私が叫んでいるかって?まあ先生に頼まれたってのもあるんだけど、悠一郎のヤツが掃除の時間前になると抜け出すから、それを呼び戻しに行くためにこの1-9の教室から、悠一郎の居る校庭の端のほうまで聞こえるような大声で、恥じらいも無く叫んでるわけですよ。昔なじみというか、幼馴染の私は「田島馬鹿」って枕詞が名前につくぐらい悠一郎が好きだと良く言われるんですけど、それってどう言う意味なんでしょうかね!(自棄)

「わりーわりー!遅くなってゴメンな!じゃあ掃除開始!」

 悠一郎は掃除用具入れをがたがたと大きな音をさせてから開き、中からなるべく新しい箒を出した。それと同時に青い底が割れたちりとりを片手に装備し”やるぞー”とかなんとか言いながら床を掃きだした。うむ。関心関心
 けれども、それから1分と立たないうちに教室は戦場と化したかのように、チョークやら黒板消しやら、何処から持ってきたか分からない石鹸などが飛び交い始めた。最終的には椅子を持ち上げて投げようとする始末。
 呆れたはさきほど顔をかすめて足元に落ちた黒板消しを握り締め、悠一郎の後頭部めがけ思い切りそれを飛ばした。

「ゆーうーいーちーろぉぉお!」
「うわっ!ごめん!ごめんって!もうシナイから!ゲンミツに!」

 箒を胸の前に身構えて涙目になりながらに謝ってくる悠一郎。なんだか私が悪いことをしているみたいになったので、それをはぐらかすかのようにうなじを掻いて溜息を漏らした。悠一郎はそれを許しの動作ととったのか、箒を握っていた手を緩めてニカッと笑った。
 まあ仕方ない、許してやるか…。

「ちゃんとやってよね。」
「分かった!俺のためにキレイにする!」
「……っ!!またそういう事を平然と言うな!!」

 ギャハハーとお下品に(私が言うのもあれだが)笑い飛ばしながら床を乱暴に掃き始め、まだ何やら投げ合っている奴等に”ちゃんとやらないとにぶっ飛ばされるぜ”なんてよからぬことを吹き込んでいた。
 あれか?そんなに頭と身体がさようならして欲しいのか?
 まあ色々あったが少しはましに掃除ができる環境になってきたので、も一応掃き終えた自分の担当エリアをもう一度掃きなおすことにした。そんな呑気な掃除風景に水をさしたのは突然開いた教室の後方ドアだった。

「田島―――――――!!!」
「うおっ!!何センセ?!」
「お・ま・えはぁああ!調理室の窓割ったんだってなぁあ!」
「しらねぇって!ナニソレ!?」

ほんと悠一郎は昔から騒ぎの中心でそそっかしくて、五月蝿くて、何かと私に絡んでくるし、格好良いし、可愛いし、明るいし。って途中から悪口じゃなくなってるけどさ、でも。














楽し




ければ



サボる



のも☆



青春さ

              (今日だけだけどね)












070925 ネタが尽きたので前のサイトの前のジャンルで気に入ってたネタを引っ張ってきてみましたシリーズ第一弾。短っ!