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たんたたた たんたんたたたんたん たたたた たんたんた たんたたた たんたんたたたんたた たたんた この音が鳴るたび心は締め付けられ、感情は殺され、罪悪感を彷彿とさせる。この曲は、とってもいい曲なのに、ね。なんでこんな曲を選んだのだろう。選んだ自分でさえ理解不能だ。確か歌詞は切ないラブソングだった。居なくなった人をおもった歌。笑顔で居てくれればいい、そんな謙虚な思いが私の醜さを浮き彫りにしていった。 携帯の画面を見れば大好きな彼からの電話。又かと溜息をついた。疲れているんじゃないの?と毎日聞くがそれに構わずやることをやって寝てしまう彼。このまま電源を切ってしまいたい気分だった。つまり吐き気を覚えるくらい嫌な気分。後々後悔すると分かっていながらも電源を切った。コレで暫く孤独でいられる。 いつ、何処で、どんな風にこの関係になったなんてもう遠い昔過ぎて覚えてない。「榛名」諦めたような声が自然と出た。会いたいけれど会いたくない人、愛しいけど愛してくれない人。つくづく報われない私。そんな私は今日も夜の危ないストリートを徘徊していた。今は住宅街に入って見つけた日本より大きくて、欧米にしては小さい公園にお邪魔している。 今日も静かな夜は私を包んでいる。榛名がくれない分の愛情をくれているみたいだ(多分、一生続く無情な行為) 元はと言えば榛名に連れて来てもらった欧米だが、今となっては第二の故郷みたくなってる。あー、あの時はすっごい感動したのに結果がこうじゃなぁ。「お前しかいねえ」とか言って私の手を引いてココまで連れてきたこと、嬉しかっただよ、単純だったから。結果を知っていたら日本から出てこなかったよ。結局榛名は私をソウイウ目でしか見てない。私はこんなにも愛しているというのに、一度だってそれに見合ったセックス(と言う名の愛)を貰ったことがない。 何で、連れてこられてんだろうか。涙がこみ上げる、まるで私に逃げ出せというように月が笑う。でも私が榛名を置いて欧米を出るなんてあり得ないんだろう。ああ、明日。榛名にあったとき笑えるかな。癒して、笑えるように、もう泣かないように強く抱いて。無謀な願いを月に送った。 指を柵に絡めそこを伝い上る。「榛名」「榛名」「榛名」求めすぎた愛には応えられませんか?堪えられませんか?どうして私を連れて夢の先まで走ったんですか?私は貴方の何ですか?最後の最後だ、泣いたっていいでしょ?許して神様、愛しい人を置いて旅立つ羊を。絡めた指を離し濁った聖水へ身体を落とす。ポケットの中で震えながらラブソングを奏でる携帯。「愛してる」どうして、言えなかったんだろう。こんなに簡単に言えた筈なのに。「 …?」あはは、最後で結ばれる恋も良い物かもしれないわね。 それでも
(佇み唖然とする貴方に、私への愛情なんて欠片も無かった、それで正解)
結ばれない |