はあぁぁああ!?何なのあの勘違い野郎はっ!!
大きな声が西浦の平和な放課後の廊下に響き渡った。の手には真っ二つになった手紙があった。なぜその手紙が真っ二つなのかと言うと、ながーい過程があるので、真っ二つにされたときの様子だけ説明しよう。 は、まあ手紙をクラスの男子に渡すのに呼び出した。別にラブレターでもないのに呼び出すというのは少し緊張するものでもある。2人揃ったところでその手紙を渡した時に問題は起こったのだ。「ごめん俺お前のこと好きじゃねぇから」彼は受け取った手紙を真っ二つにした。彼は地面にそれを落とすと、鼻で笑いながら去っていった。告っても居ないのに振られた気分になったはその背中に向かって中指を立てたのだった。そして冒頭に戻る。どうやら部活動に励む直向な姿に癒しを求めているらしい。



















窓枠をきっつく握り締め、奥歯をギリギリ言わせているの視界に野球児達が映った。微妙な涙目には霞んで見えたが、青春が見えたような気がした。灰色の青春を送っているは、それらから後光が差しているような幻覚になって、更にボロボロと涙を零した。なんで私がこんな思いをしなきゃならんのだ。別に好きでも何でもない男にフラれて、何故泣いてるんだ。くっそーいつか仕返してやるからな!振ったこと(あ、告ってないんだ)を後悔させてやる!!そのためには綺麗になってやる。あ、でもあのスキンケアは高い、それ以前にお金が無い。綺麗になるためのお金が無きゃしょうがないじゃんかよっ!悔しい!風が冷たい。失恋してないのに失恋した気分になるというなんて悲しい。この思いを千代に受け取ってもらおう!は鞄から携帯を取り出して、アドレス帳に千代の名前を探した。



















遠くからパタパタと足音がした。なんだか頼りない足音だ。は千代の名前を探す手を止めた。誰かを探すような足取りだ。もしかして私ではなかろうか。あの男が謝りに来たんだろうか。謝りに来たんだったら、お前になんて元々好きでもなんでもねーよ!って言ってやろう。決して悔しかったからとか振られた腹いせとかじゃない。「えと、、さん?」声を掛けてきたのは、予想を大きく外れて、なんとその彼は同じクラスの男の子だった。「み、三橋くん?!」どうしてこんな所に来たの?もしかして私を探してくれてたのだろうか。「さ、さっき、さん、が、泣いてたのが、見えて、それで、えと」つまりは、「心配に、なって、」私、ときめいても宜しいでしょうか。






















窓辺の涙

もうこれは決め手















071103 窓辺の彼女シリーズ第3弾!イェーイ☆今回は女の子が見つけるんじゃなくて、男の子から見つけるお話です。あー三橋くん可愛い(オイ)