「ねー三橋。今日が何の日か知ってる?」
「え、あう」


三橋はわからないことに罪悪感を感じたのか少ししょぼんとしていた。まあこれから私の心に記念日になるだけだから三橋が分からないことは重々承知なんだけれど、でもやっぱり聞きたくなってしまう。


「三橋ー屋上って空しか見えないよね」
「見下ろせば、校庭も見えるよ!」
「あははー!確かにっ」


話題が変わったとたんにぱっと顔を上げて笑う三橋。単純で可愛い、なぁ。
私は2人で並んで座っているその距離を埋めるように三橋の手を取った。「う、え?」とかまたまた可愛いこと言ってるけれど、少し緊張してるみたいにも見えた。三橋の手は、ほそっこい身体に似合わずゴツゴツしていた。それにドキドキしてる私はどうしちゃったんだろう。

「三橋」
「うひっ」
「三橋、好きだよ」


「お、れも!」


笑って、     空
(まさか両想いだと思ってなかったなぁ)(そ、なの?)(うん)


(今日は告白記念日、なんだよ三橋。)


























俺、はお弁当を食べるために、たまたま屋上へ行った。意気揚々と開けたドアの先には俺の、隣の席の女の、子がいた。なるべく、近く、でお話しながら食べたい、けど。俺にはそんな勇気、無いから。少し離れたところでお弁当の包みを解いていった。すると向うから、 ちゃんが近づいてきた。

「ねー三橋。今日何の日か知ってる?」
「え、あう」


俺は、情けない。 ちゃんの、質問にも答えてあげられない、んだもん、な・・・。情けなさでしゅんと俯いた。それでもお弁当を食べる手は休まらない。(お腹、空いたから)


「三橋ー屋上って空しか見えないよね」


俺はやっと答えられる質問に顔を上げた。 ちゃんはそれを微笑みながら見ると、よっこいしょなんて言いながら起き上がった。その、笑顔が、凄い可愛くて、俺、はしっかりそれを瞼の、奥に焼き付けることにした。


「見下ろせば、校庭も見えるよ!」
「あははー!確かにっ」

そうしたらきゅっと手を握られた。「う、え?」なんて男らしくないけど、やっぱり習慣になってるから声に出ちゃうんだ。

「三橋」
「うひっ」
「三橋、好きだよ」


頬を染めた君が可愛くて、

「お、れも!」


笑って、     空
(まさか両想いだと思ってなかったなぁ)(そ、なの?)(うん)


(今日は告白記念日、なんだよ三橋。)






















070830  修正してアップ。初三橋夢が拍手ログ…orz