修ちゃんと私の5日間
(パクリじゃないよ)(1日目 畠)



「ははっはっはっは、畠畠畠―――――!どどどおどうしよう!緊急事態だよぅ直ぐ家に来て!」



ブチッ
そこで通話が切れた。なんだあの女、あの女って言うのは俺のバッテリーの夫役(つまり投手)の幼馴染で っていう奴だ。突然切るなんて失礼だろ。これだから「和の心を忘れた女の終着点」なんて呼ばれるんだよお前は。本人は知らないみたいだけどな。野球部の1年メンバーは全員そう呼んでいる(裏で、だけど)まあとりあえず行ってやるか。



ピンポーン



ドア越しに軽快な音が漏れ出てきた。その後に走り回るような大きい足音。さすが。完全に女じゃないな。女ならもっとしとやかにするべきだ。叶はこんな奴のどこがいいんだか。「バタン」と盛大な音を立ててドアが開いた。の腕の中には猫耳を生やした小さな子供が居る。「隠し子?」



「何?」
「それ、叶との隠し子・・・?」
「違う!違うからぁっ!これは、その修ちゃんなの!」
「はあ?!」
「ここじゃなんだから部屋来て部屋!」



そういって俺の手を引っ張る。やらかい指。訂正。やっぱ女、だ。無いに等しいとしても服の上からでもわかるふっくらした胸、腰のラインなんてヤバイ。やらしすぎだろ。体のラインにピッタリのシャツが更にソレを際立たせて・・・って何考えてんだ俺。俺が欲情してるみたいじゃないか。
トントンと階段を駆け上がるの後に続いて階段を上がっていく。その俺を肩越しに眺める叶らしき子供猫(あえて子猫とは言わないけれど)何か目つきが怖いんだけども。まさかやらしい目で見てたのバレたとか?まさか。本物の叶だと決まったわけでもないし。まあ叶がを好きだとは聞いた事あったけどな。
叶らしき子供猫はぽてぽてした体で俺に向かってジャンプしてきた。



「ニ゛―――・・・」



まさか、まさかな。本当に、まさかのまさかだ。
ガブッ!!



「ってぇ!!」
「畠?」
「ニー!!!」
「コイツッ!鼻噛みやがった!」
「ウッソォ!修ちゃんダメでしょ!汚い!ああ、じゃなくて!」
「・・・、お前って奴は」



部屋に入る。入ると又叶は「ニ゛ーニ゛ー」言い出す。俺が入るのそんなに嫌?いい加減、泣くよ俺。



「あのね、修ちゃんがいつも通りベットで漫画読んでたの!」
「(いつも通り・・・?)へえ・・・」
「そしたら紫色のビームみたいな光がそこ、ソコの窓から入ってきて、ベットの上に居た修ちゃんに直撃したの!」
「(不運)」
「で、気が付いたらこんな姿になってた!」
「つくづく不運だよな。コイツ。鈍い幼馴染に子供化って」
「何よぅ。私がニブチンみたいな言い方して」
「まあ兎に角俺んちに泊まってる事にしとくから、戻るまで様子見れば?」
「わあ!ありがとう畠大好き!」
「(うおっ!)土日休みだしそれまでに戻るといいんだけどな」
「ウ゛――――・・・」


ドキ。あ、なんかまた、噛みつかれそう。どうすればいい?!



「ってぇ!!」


俺、泣いて良い?




070810 おお、やっと完成した!おお振り初連載。叶の連載したかったんだよねぇ。終始畠が可哀相